『祭りだ』

2000年作『祭りだ』です。12.5×17.5cmの小さな作品です。

画面いっぱいに鳥虫たちや不思議な生き物たちが集まり、
まさにお祭り騒ぎといった雰囲気の作品です。

同じ頃に制作された同じ大きさの『奏でる』という作品があり、
そちらは個展などでもかなり評判が良く、多くの方に気に入っていただきました。

父も気分を良くしていたのでしょうか。
この『祭りだ』も、どこか共通する楽しさを持って作ったと思われる作品です。

ただ、残念ながら父が思っていたほどには評判になりませんでした。

モチーフが少し複雑だったのか、
それとも『奏でる』の方が見る人に伝わりやすかったのか。

その理由はわかりませんが、
父の作品を見ていると、本人が気に入っていた作品と、
見る人が好む作品が必ずしも一致しないこともあったように思います。

自分もそうですが、作家というものは案外そんなものなのかもしれません。

この記事を書いた人

羽田智憲