中日新聞が伝えたみずえ会60周年記念展

2016年10月に大町みずえ会の創立60周年記念展が行われました。
以下は中日新聞10月6日に取り上げていただいた記事です。

以下記事全文です。

自由に描かせた60年 子ども絵画サークル 大町で記念展

大町市内の子どもらが絵画制作を楽しむサークル
「大町みずえ会」の創立六十周年を記念した作品展が、
同市大町のギャラリー「いーずら」で開かれている。

創設当時から指導に当たってきた元小学校教諭で
版画家の羽田智千代さん(89)は
「子どもたちが、自由に伸びやかに描いた作品を見てほしい」
と呼びかけている。九日まで。

同会は、1955年(昭和30年)、羽田さんら
地元の小学校教諭が保護者たちに働きかけて設立。

「戦後の何もない時期に、
 子供たちに文化的な事に触れる機会を提供する」
との狙いがあり、同会で絵筆を握った子供は、
60年間で約350人に上る。

現在は未就学児1人、小学生9人、高校生1人が、
羽田さんの指導で月一回、
大町公民館分室で絵画の制作をしている。

指導では、特定の描き方を押し付けるのではなく、
自由に表現させて発想力を伸ばすことを心がけているという。

羽田さんは、
「大人から見たら、構図等の形がいびつな柄でも、
 子供からすれば気持ちよく描いていて、
 それが見る者の心を楽しませてくれる」と話す。

作品展では、現役の子供らの25点と、
OB、OGが同会で描いた29点を展示。

水彩や油絵など様々で、
ちぎった新聞紙を貼り付けるなどユニークな作品も。
いずれも子供たちの豊かな感性が溢れている。

羽田さんは
「子供の絵を見るとは、子供の心を感じ取ること。
 作品が語りかけることを感覚を研ぎすませ感じ取ってほしい」
とも語った。

父もこの頃はまだまだ元気で若々しかった。
八十代前半までは早朝ソフトボールに参加し、冬にはスキーも楽しんでいた。
九十歳近くなってもなお子どもたちの作品と向き合い続け、
「自由に描くこと」の大切さを伝えていた姿が思い出される。

この記事を書いた人

羽田智憲