『吸って吐いて・・・生きてるかい?』

2018年作『吸って吐いて・・・生きてるかい?』と言う作品です。

90歳を過ぎてから制作された作品です。

親しい先輩や仲間、同級生たちを見送り、自らの老いや死についても意識する年齢になっていた頃の作品です。

大きな壺のようにも見える鳥虫人間が、鼻から吸い込み、そして吐き出しているように見えます。その流れの中を小さな鳥虫たちが漂い、あるものは吸い込まれ、あるものは吐き出され、あるものは壺の中に浮かんでいるようにも見えます。

「吸って吐いて・・・生きてるかい?」

そんな問いかけが、自分の同年代の仲間達へ、そして見る人それぞれに投げかけられているような作品です。

2018年第68回日本板画院展への出品作です。

この記事を書いた人

羽田智憲